世界の巨匠ウラディーミル・アシュケナージが、ピアノ演奏のみならずミュージックアドバイザーとして参加した話題の映画「ピアノの森」。ピアノの録音も4回にわたり行われ、この原作を映画にする上で、大切にしなければならないのは、"本当の音楽、真実の音楽"をきちんと表現することであるとマエストロは熱く語り、一貫して、真摯な姿勢で、このプロジェクトに取り組みました。アシュケナージの指から紡ぎだされるピアノの音は、もはや神々しくさえあり、聴く人と弾き手であるカイをも癒した幻想的な森のピアノの音でもあるようです。音楽を担当した篠原敬介は、映画「あらしのよるに」をはじめ多くのテレビ・映画といった映像の世界で活躍する気鋭の作曲家です。アシュケナージがピアノを弾く映画のメインテーマ「Forest of the Piano」は、原作、そして映画のコンセプトアートとして描かれた1枚の森のピアノの絵を手がかりに完成しましたが、マエストロ・アシュケナージも絶賛。美しく、ファンタジックに"森のピアノ"を表現した名曲が誕生しました。まさに世界一流のアーティストたちが結集して作り上げた上質のサウンドトラックです。