愛媛出身の音楽家であり、aus氏の作品やトクマル・シューゴ&ザ・マジック・バンドにも参加しているcokiyu嬢のソロ1st album。 flauから1枚目のリリース。 音の雰囲気はelectronica / ambientで、グリッチノイズや音響、ピアノ、シンセ等で構成された緩く静謐なトラックに、彼女の透明感と浮遊感のある美声が添えられていて、タイトルの"mirror flake"という言葉の様にキラキラしています。 リズムが控えめなのでidmというよりは実験的な趣が強く、ハーモニーの重なり方はとても心地良く作られていて、空間に染み入ってとても落ち着く音楽です。 元々音大生だった頃から楽曲提供等の音楽的活動をしており、相当のキャリアを持ちつつも前述の通り多方面での活動もしていて、その生き方も本人自身の佇まいも素敵な方です。 リリース元であるレーベル"flau"は、本人とも交友の深いaus氏とyuri miyauchi氏が運営しており、cokiyu嬢自身はaus氏の作品の中でゲスト・ボーカルを務めていたりもします。 日本女性electronica界隈の中でも、あっさり爽やかな味付けの音楽好きの方にお勧め。
日期:2007年