宮沢和史(みやざわ かずふみ、1966年1月18日 -):ボーカル。通称:MIYA
山梨県甲府市出身。甲府市立千塚小学校、甲府市立甲府北中学校、山梨県立甲府南高等学校、明治大学経営学部卒業。THE BOOMのほぼ全ての楽曲を作詞・作曲している。ソロミュージシャンとしても活動し、2006年より、新バンド「GANGA ZUMBA」(ガンガズンバ)のリーダー兼ボーカルも務めている。世界各地を旅し、その土地にある音楽のエッセンスをロックに融合して独自の音楽を生み出しており、その評価は高い。シンガーソングライターとして、楽曲提供も多数。また、過去には俳優としてミュージカル・映画・テレビドラマにも出演。妻はタレントでパーソナリティの光岡ディオン(1994年に結婚)。現在3人の子供がいる。ビートたけしの大ファン。詳細は本人の項目を参照のこと。
小林孝至(こばやし たかし、1965年12月26日 -):ギター。通称:TAKASHI
山梨県甲府市出身。山梨県立甲府東高等学校卒業。ファンからはよく「TAKASHIくん」と呼ばれているが、1996年に「HEY!HEY!HEY!」にTHE BOOMがチャンプとして出演した際、ダウンタウンの松本人志から「高橋君」と間違えて呼ばれていた(松本が「タカシ」の部分を「タカハシ」と聞き間違えて覚えた可能性がある)。元妻はTHE BOOMのツアーにも以前参加していたダンサーの南流石。
山川浩正(やまかわ ひろまさ、1965年5月11日 -):ベース。通称:YAMAちゃん、浩くん
山梨県甲府市出身。山梨県立甲府東高等学校卒業。BOOMではベーシストであるが、ギター、ドラム、ボーカルとすべてをこなせるマルチミュージシャンでもある。BOOMの活動と並行して、一時的にヒートウェイヴにも在籍した。現在は、ロクセンチの準メンバーとしても活動中。元妻は音楽ジャーナリストであり、THE BOOMの本『君がいっぱい』シリーズの著者でもある小杉之子。
栃木孝夫(とちぎ たかお、1958年7月11日 -):ドラム。通称:栃やん、とっちー
東京都江東区にて双子の弟として生まれる。千葉県出身。千葉大学工学部卒業。他のメンバーよりも若干年上ではあるものの、温和な性格でメンバーのみならずファンからも親しまれている。ライブでボーカルとして1曲披露することがあるが、本人は照れながら歌っている。
大事件
1986年11月結成。「THE BOOM」というバンド名は、「常に流行に左右されず自分たちの音楽を貫いていけるように」という逆説で、ヴォーカルの宮沢和史による命名である。1987年7月26日より、原宿のホコ天でバンド活動を始める。1988年12月18日、ソニーのオーディションに合格、翌1989年5月21日、シングル『君はTVっ子』とアルバム『A Peacetime Boom』でメジャーデビュー。代表曲は『星のラブレター』(1989年)、『島唄』(1993年)、『風になりたい』(1995年)など多数。結成以来、20年以上が経過しているが、(途中数回の活動休止はあったものの)1度のメンバーチェンジもなく、現在に至る。
1980年代後期のバンドブームでおびただしい数のバンドがデビューする中、ライブでの跳んだり、踊ったり、ステージから観客席に飛び込むなど、派手なパフォーマンスで人気を博した。とりわけ人気のあったユニコーン、THE BLUE HEARTSと並び、「バンド御三家」と呼ばれていたこともある。1990年代初頭まではわりとオーソドックスなロックバンドだったが、1990年に発表した3枚目のアルバム「JAPANESKA」を転機に、音楽性の幅を広げていく。とりわけ、THE BOOM =「島唄」として広く認知されているため、一般には沖縄のイメージが強いが、初期は陽気で軽快なスカ、90年代前半は沖縄、中盤はブラジル、といった変遷をたどり、それ以降はスカ・ロック・フォーク・沖縄民謡・ブラジルの要素を生かしつつ独自の世界を作っており、同時期に複数のジャンルに挑戦している。
1997年にソニーミュージックから東芝EMIへ所属レコード会社を移籍している。公式ファンクラブは「MOOBMENT CLUB」(MOOBMENTのBは、正しくは左右反転の字)である。BOOMを逆から書いたMOOBとMOVEMENTをかけたもの。
2006年より活動を休止していたが、2008年にavex内FIVE D plusへと所属レコードを再移籍し、2009年よりデビュー20周年を記念して、正式に活動が再開された。